どうも!こんにちは、ぱにゃ(@panya_eb)だよ。
あー、悟りをひらきたい。
幼少期のころは、目にするすべてが新鮮だった。
落ちている積み木、道にいるダンゴムシ、遠出した時に見た海。ぜんぶが生まれて初めて目にするもので、生きてるだけで毎日感動してた。
その日が終わるのが寂しくて、1日が始まるのが嬉しくて。
悟りをひらくって子供の頃に戻ることなのかもしれないな・・とか考えながら洗濯物を干していた。
月曜日の友達
そんな時、amazarashiの「月曜日」っていうミュージックビデオを見て、その曲の元になったという「月曜日の友達」を買って読んでみた。
amazarashi『月曜日』のMVを見て衝動買いした月曜日の友達。https://t.co/ppn9KWXMSS
— ぱにゃ@はてなブログ (@Panya_eb) 2018年3月16日
めっちゃよかった。読んだあとまた曲聴いたらなんかもう。この漫画も曲もほんと好き!!!#月曜日の友達 pic.twitter.com/rxaWtAExqf
まさに、「あの頃の気持ち」に戻れる本だった。
ここからはネタバレ無しでレビューしていくね!
まっすぐで幼い主人公
この漫画の主人公、「水谷」はまわりよりも精神年齢の成長が少し遅い女の子。
恋愛よりも動物の話の方が好き。
カラオケよりも野球をして走り回りたい。
ただ、その分感情に素直で感性がまっすぐ。
水谷の目を通して見える世界が、独特な言い回しで表現されている。
小学校では一緒に魔法ごっこをしていた友達が、中学に上がってからはファッションと恋愛の話ばかりをする。
そんな風にみんなが規律を正して、無邪気さをなくしてオトナになっていく事に窮屈さを感じる。この窮屈さに対して、抗おうとジタバタする水谷。
わたしたちは、いつから窮屈さを受け入れる大人になったんだろう。
中学校は「初めての感情」と出会う場所
幼少期は初めての「モノ」と出会って成長していくけれど、小学校から中学校に上がるくらいの思春期は、自分の中に初めて生まれた「感情」と出会って成長していく。
- 劣等感
- 嫉妬
- 正義感
- 恋心
- 罪悪感
- 虚勢
思春期の時、みんな「今」がずっと続かないことに頭のどこかで気づいている。
楽しかったら楽しかった分だけ少し切ない。そんな気持ちがすごく上手に描かれている。
絵の演出がすごい
漫画なので当然モノクロだけど、色がついたように鮮やかで不思議な印象を受ける。
2巻完結なのに物足りなさはまったくなくて、読み終わったあとは映画を見終わったような感覚になった。よかったらぜひこの世界を体験してみて欲しい。
漫画を読むキッカケになったamazarashi
amazarashiというバンドがこの「月曜日の友達」を題材に曲を書きおろしていた。
このミュージックビデオを見て、興味をもって漫画を衝動買いした。
切ないけど熱くて心にくるようなMVだから興味があったら見てみてね。
“息苦しいのは ここが生きる場所ではないから
僕ら地球外生命かもね”
まとめ
あえて、あらすじには触れずにこのマンガをレビューしてみたよ!٩( 'ω' )و
主人公と、主人公を取り囲むキャラクターには色々な関係性や背景があったりするんだけど、何の先入観をも持たずに漫画を読みながら感じとっていくのが良いかもしれないなって思った。
昔、心理学の授業の中で先生が「人は子供を育てる中で子供のころの記憶を追体験することによって成熟した大人になる」って言っていた。
でも、子供がいようが成熟していないオトナもいるし、子供が居なくても成熟した大人もいる。
大事なのは、その頃感じていた気持ちを取り戻して、それを自分の中で大切に育てることかもしれないなって思ったよ。
今日はそんな感じ!よかったら2巻完結だから読んでみてね。
ではでは、
今日も読んで頂きありがとうございました!
ぱにゃ。